肛門腺の絞り方知ってますか?
みなさんこんにちは♪
今回は、肛門腺絞りについてお話しようと思います♪
お家で肛門腺絞りに挑戦してみたけれど、難しい!や、絞れているか分からない、、といった声をよく耳にします。
今回はどのように絞るかコツやポイントをお伝えできればと思います♪
肛門腺ってなに?
肛門腺はお尻の穴の下に、2カ所あります。
時計で表すと8時と4時の位置に袋のような形をした肛門嚢と言われる場所があり、そこに分泌物が溜まります。
その分泌物は1頭1頭においが違います。
マーキングする時におしっこでのマーキングもありますが、肛門腺のにおいを付けることもあります!
わんちゃん同士で挨拶する時に、においを嗅ぐのもお尻ですよね( ^ω^ )
においを嗅いでもらい、ぼくわたしはこういう子なんだよ〜と自己紹介しています♫
またうんちを出すときの潤滑油のような役割もあります!
なぜ絞るの?
大型犬の子を飼われている方は普段肛門腺を絞っていないけど大丈夫かな?と思う方が多くいらっしゃるかと思いますが、絞っていない子は実はうんちをする時に一緒に肛門腺を上手に出しています!
中型犬や小型犬の子は肛門の近くの筋肉が発達せず、自分で肛門腺を出すことが出来ない子が多いため、変わりに絞ってあげます(^^)
絞らずにそのままにしていると、どんどん肛門嚢に分泌物が溜まっていき、炎症が起きてしまいます(;o;)
さらに溜まると肛門嚢が破裂してしまうこともあるので、そうなってしまう前に定期的に絞りましょう♪
目安は大体1ヶ月に1回と言われています。
溜まってくるとお尻を地面に擦り付ける子が多いので、そろそろ溜まってきたかな?と目安にしてみてください☆
どうやって絞るの?
絞り方の説明です(^^)
まず、しっぽが長い子は上に持ち上げます。
持ち上げることによって肛門嚢がぷくっと出てきます。
引っ張りすぎてしまうと皮膚が張ってしまって逆に分からなくなってしまうので、緩めたり引いたりを調節しながら、ぷくっとした部分を探してみてください♪
しっぽが短い子は探すのが少し難しいかも知れません(°_°)
長い子よりも力が必要な場合が多いので、少し強めに力を入れながら押し、絞りながら探すと見つかりやすいかと思います!
肛門嚢がどこか分かったら、次は下から上に押し出して肛門腺を絞ります。
この絞る動作が難しいですよね、、(;o;)
この時にしっかりと肛門嚢の形や位置が分かっていることが1つのポイントにもなりますね♪
絞るときは、顔を左に、お尻を右に向けた場合「⊂」をイメージしながら、下から上に押し出します。
途中で頭側に少し押すことを意識すると絞りやすいかと思います☆
茶色い液が出てきたら成功です\(^ω^)/
においがありますので、絞った後は綺麗に拭いてあげてください♩
肛門腺は固い子、柔らかい子、サラサラの子、どろっとした子など様々ですので、力を強めてみたり、押し出すスピードをゆっくりにしてみたりなど色々と試してみて下さい♪
動物看護師でも、絞るのに時間がかかってしまう子もいますので、いつもお願いしている動物病院やトリミングサロンなどで、「うちの子は分かりやすいですか?」「絞りやすいですか?」など聞いてみてはいかがでしょうか?
その子に合った絞り方のヒントが見つかるかもしれません(‘ω‘)♪
ケアペッツでは、日常ケアのポイントやコツをお伝えする事はもちろん、実際にどのような方法がその子に合っているのかなどをお話しながら困っている点を一緒に改善していければと思っております。
お気軽にご相談ください♪