人間の食べ物あげても良いの?
皆様、こんにちは!
私達が食事をしている間わんちゃん達はどうしていますか?
きっと傍で食事をしている様子をじーっと眺めているのではないでしょうか^^;
その姿が可愛くてつい人のご飯をあげてしまいますよね。
けれど、ご存知ですか?
わんちゃんには食べてはいけない物もあるんです。
今日はわんちゃんの食事についてお話していこうと思います。
<食べられる物>
ドッグフードは総合栄養食といってドッグフードだけで栄養バランスが取れているため追加で他の物を与える必要はありませんが、
トッピングとして野菜や、果物をフードに混ぜてあげると食が低い子も良く食べてくれるようになります。
完全に手作り食のみをあげる場合には、栄養バランスを考えてあげるようにしましょうね。
・野菜、果物
あげても大丈夫です!
芋類は食物繊維を多く含んでおり、便秘気味の子やお腹が緩い子などは積極的に摂取すると改善してくるかもしれません。
果物もあげて大丈夫ですが、糖分が多いためあげすぎには注意しましょう。
また種や固い果物は喉に詰まらせる可能性があるため気をつけましょう。
・穀物
大豆やとうもろこしなどの穀物類はあげても大丈夫ですが、わんちゃんは上手く消化することが出来ない為、下痢を起こす可能性があります。
またアレルギーの原因にもなりやすいのが穀物類です。
最近ではグルテンフリーのフードが多く売られています。
もし、穀物類が合わないようであれば、グルテンフリーのフードをおすすめします。
・魚類
あげても大丈夫です!しかし生の魚は寄生虫がいる可能性があるため避けましょう。
魚にはカルシウムやEPA/DHAなどが豊富に含まれている為、関節や脳の健康を助けてくれます。
また魚のたんぱく質は低アレルゲンのため、アレルギー体質の子におすすめです。
・乳製品
人間用の乳製品にはわんちゃんが分解できない乳糖が含まれています。その為、あまりおすすめ出来ませんが、ヤギミルクやチーズ、ヨーグルトは乳糖の量が少なめの為あげても大丈夫です。
乳製品は高カロリーなので成長中の子犬ちゃんには良いですが、成犬のわんちゃんにはあげすぎないよう注意が必要です。
<食べられない物>
・ネギ類
たまねぎやネギ、ニラなどには赤血球を破壊する成分が含まれています。
わんちゃんが食べてしまうと貧血を起こし、重症化すると命にも関わる怖い食べ物です。
少量のネギでも中毒症状が出る場合もあるため、注意が必要です。
・アボカド
アボカドに含まれているペルジンという成分がわんちゃんには良くないと言われております。
下痢や嘔吐などの消化器症状や呼吸困難、痙攣なども引き起こす可能性があります。
物によっては食べても大丈夫なアボカドもあるようですが、あえてアボカドをあげる必要は無いかと思います。
・ぶどう
食べても問題ない子もいますが、ぶどうを食べて中毒を起こしたわんちゃんが多くいるのであげないようにしましょう。
多く見られる症状は下痢や嘔吐、腹痛などが起こり、また急性腎不全になってしまうケースがあります。
果物のぶどうを避けるのはもちろん、レーズンパンなどぶどうを含んだ食品を与えるのもやめましょう。
・ナッツ類
ナッツの種類によって中毒を引き起こすリスクが変わってきます。
マカダミアナッツは中毒性が高いため、あげないよう特に気をつけましょう。
また、ナッツ類は消化が悪いので下痢や嘔吐などの消化器症状が出る可能性があります。
・キシリトール
人間のデンタルケア用品には良く含まれているキシリトールですが、わんちゃんは誤って口にしないよう十分に注意してください。
わんちゃんがキシリトールを口にすると、体が上手く代謝できずに体調を崩してしまう可能性があります。
重症化すると肝臓に負担がかかり、肝不全になってしまうことも考えられます。
また、わんちゃんのグッズにもまれに含まれている可能性があるため、確認をしてから与えるようにしましょう。
・チョコレート
わんちゃんはチョコレートの原材料のカカオに含まれるテオブロミンという成分も上手く代謝できずに嘔吐や下痢を起こしてしまいます。
そのためチョコレートだけでなく、カカオの含まれている食品はあげてはいけません。
もし食べてしまった場合には、食べてしまった量だけでなく、その食べ物のカカオの含有量も把握しておくと、獣医さんに伝えるときに役に立ちます。
【まとめ】
もしわんちゃんがこれらの食べ物を食べてしまった場合は、慌てずに獣医さんに診てもらいましょう。
早期であればお薬を使い吐かせることで、重症化することを防げる可能性があります。
わんちゃんが食べてはいけないものを理解して、楽しく、美味しく、健康なドッグライフを送りましょう!
ケアペッツ小澤